青葉台駅伝言板

考えをまとめるための日記。頭を整理するごとに書き換えてしまうので、そんなつもりで優しく見てくーださぃ

車座の魅力とは?親密な関係を築く円卓の座#

「車座(くるまざ)」とは、多くの人が輪状に内に向かい合って座ることを指します。例えば、みんなで話し合いをするときに、車座になって酒を飲むなどのシチュエーションで使われる言葉です。

この言葉は、日本の文化や集まりにおいて、円滑なコミュニケーションや親密な雰囲気を作り出すために用いられることがあります。

 

と、いうことです。

 顔を見ながら、腹を割った会話の場。古くはITのさまざまなテーマの中で、自社の悩みや課題、工夫を語り合って対策を相談したり、逆に愚痴ってみたり。解決しないことも多々あるけど、同じ立場の人がベクトルを合わせることでモチベーションを上げてみたり。

 企業が会費を持ち寄って、ITのテーマで、異業種交流を通じて議論を交わすことで、自己研鑽に努めたこともあった。JUAS 一般社団法人 日本情報システムユーザー協会

にも大変お世話になった。もともと、自分の知識や経験は、自己の経験だけではなく、色んな会社の人の前で披露し、場合によってはこてんぱんに指摘をされながら、鍛えていただいた。コロナ禍になって、一時期、密な関係が憚られていたが、またお世話には何たいなと。

 最近は政治家の先生が盛んに「車座」の言葉を持ち出す。「聞く力があるという」姿勢の体現の一環かもしれないが。

 

 で、またJUASの話。自分が初めて参加したのは随分前。当時の上司に、「本業に影響出るようとなるなら止めるので、それまでやらせて」と了解を頂いて始めた社外活動。同じワーキンググループ(WG)に同じ社からたまたま二人参加していた。このWGでの議論は、自分としては非常に参考になったと思ったんだけど、もう一人の評価は、「意味がない。このような会への参加は不要なのではないか」と、辛口だった。

 なぜ、同じ会に参加していて,こうも評価が変わるんだろうかとも思った。しかし実際、自分はこのWGで知見も人脈もできたし、彼は性に合わないと変えていった。そういうものなんだと思う。

 一番意味がないのは、黙って聞いていること。聞いていて、勉強になる部分は少なかった。一つ発言しては意見を返していただいて、1つ講演をしては10意見を頂いて、1つWGや検討会の主査をやっては、100意見を聞いて、それをこなすことで知見が溜まっていったし、意見を貰えたので、自分の考えを多角的に検証することができた。

 だんだん年配になってくると、ご意見番になってしまうので、なるべく「これは!」と思う若手に話を振りつつ、その人が育っていくのを楽しむ。車座は、顔が見える関係を保ちながら、その後のアクションに繋がることを相談する場。テーマはITでもいいし、セキュリティでもいい。人から理解されにくいテーマほど、車座の議論の燃料にはうってつけである。

 

 で、「車座」を調べると、ほとんどの例文に「車座になって酒を飲む」と酒が出てくる。本音で語るには、酒も不可欠なんだね