新入社員で12ヶ月経験して、4月から2年生になる。
2年生になると後輩が入ってくる。すべての職場に、というわけではないけれど。
学生から社会人になって一年、がむしゃらにすすんできた。研修、OJTという名前の放り込み、仕事を教えると称した飲み会、などなど。
12ヶ月を過ごしてきたことが、それはそれで一つの財産だと思うので、振り返りは良い機会。「あそこが良かった。」「あのときはこうしたほうが良かったのではなかったか」「あのときは先輩に迷惑をかけてしまった」とか、振り返ることができれば糧になる。糧になる、なんて言葉は古いかなぁ。でも、糧になるんだし、得を積むことが一番の成長なんじゃないかな。自分が何をできたか出来てないかも大事だけど、得は積んでいくものだし、得は人からの評価なので、自分でどうのこうの言えるものでもない。
経験を積むので、資格を取るというのも悪くはない。でも、資格は結局便益を受けるのは自分なので、資格を持っていることをどうのこうの、言えないんだよね。ないよりはあったほうがいいけど、資格があることよりも、得があることのほうが大事だと思う。
じゃあ、得ってなんですか、って聞かれるかな。そんなときはこう答えることにしている。「人が困っているときに、助けてあげられる。その感謝が得」
若いうちは、エネルギッシュにわかることも、わからないことも、率直に聞いて下さい。歳を取ると、なかなか人に素直には聞けなくなるものです。
年配者も、若い人に聞かれると、「こんなことも知らないのか」とは言います。ただ、立ち上がるときの、「どっこいしょ」と同じくらいの話なので、気にしないでくれると嬉しいなぁ。
そうして若い人が得を積むと、多分、3年目くらいで得の高さは変わらなくなる。そしたら普通にしてみてください。追加で得をくれる先輩もいますし、得が打ち止めの先輩もいます。先輩も、本当は素直にわからないことは、わからないと言わないといけないし、その答えを若手が持っていることも、多いのです。
新年度の初めが、エイプリルフール。これは、タイミングが悪いよなぁ。
でも、4月くらいは、リフレッシュして新年度を迎えるのがいいと思うのです。