青葉台駅伝言板

考えをまとめるための日記。頭を整理するごとに書き換えてしまうので、そんなつもりで優しく見てくーださぃ

同調圧力?

日本人は同調圧力が強いと言われる。あの人はみんなと違うことをしている、とか、みんながしているであろうことをやってない、礼を欠いているのではないか、とか。

 

同調圧力ってのは(ある意味)ポジティブな言い方であって、実は事なかれというか、仕事をしないことの理由付けにしているのではないかと思うこともある。例えば組織セキュリティを行う中で、一律禁止にしてしまったりすることって、そのほうが統制する方は楽だけど、しっかりと検知して対策をするという仕事を端折ってしまってるんじゃないかと思うんだ。業務外のソフトは一切インストールしてはいけません。生成系AIは一律使ってはいけないとか。理由が、「なにかあったら責任取れませんからね」

・・・・ 何かあっても、責任とらないくせに・・・

そもそもノントラストなんだよ。必要なことは使わせて、不審があればその時点で止める。そのほうが良いんかないかなと思う。業務上必要なことをやるのに守れないルールを放っておくと、使う側は守らないで不正する方に動いてしまう。結局、不正やリスクを見つけるのに苦労してしまう。

 

予防策としては、ベタですが、声掛けと支援。「なにか困ったら相談してくださいね」

まあ、セキュリティ推進者なんて怖そうだから、気軽には相談してくれないかもしれないけど、まずは声掛けと顔見せ。コロナでオンラインに慣れちゃったからこそ、なおさら。オンラインの画面って、見えてそうで、何も見えてないですよ。

あとは相談されたら、どうやったら助けられるか、サポートを考える。よくよく聞いてみると、複数の会社が、同じようなこと、それも入り口の話で躓いていることも多い。話をするだけでも、問題が解決してしまうこともある。できれば対面でね。メールとチャットと対面は違うよ。相手から返ってくる情報量が違うんだ。対面で返る情報量を1とすると、チャットは0.1。メールは0.01。 0.01のメールの返事が返ってくるときは、当然相手も喧嘩腰になってることも多い。

 

できるだけ多くの話を聞いて、事例として類型化して、対策を考える。事例数が多ければ、ルールを作っても、それだけ納得性の高いルールになる。それには話をし易いヒトになるしかない。その会話を惜しんで、事なかれで済まそうとしてしまうことに、日本人は同調圧力が強いと誤認されているのではないかと思う。