青葉台駅伝言板

考えをまとめるための日記。頭を整理するごとに書き換えてしまうので、そんなつもりで優しく見てくーださぃ

会社の辞めどき

先日、同僚が一人、会社を辞めた。仕事のできる、優秀な管理職だった。

優秀さの中身を言えば、彼は管理職でありながら現場力が非常に強く、行動力もある人だった。指示を出すだけでなく、必要とあれば自ら現場に入り、手を動かしながら判断していく。そういう二刀流ができる人間は、組織の中でも稀な存在だったと思う。

ただ、この二刀流ができること自体が、幹部から見れば疎ましく映った可能性もある。現場を掌握し実務まで動かせる管理職は、それだけ組織内で発言力や存在感を持ちやすい。本人にそのつもりがなくとも、自分の領域を脅かす存在として警戒されたのかもしれない。優秀であることが、必ずしも組織内での評価に直結するとは限らない。

本人の中では思うところが多くあったのだろう。追い詰められた末の、やむを得ない退職だったのだと思う。サラリーマンの数少ない武器のひとつが「辞める」という選択肢だが、それを切られてしまえば、会社も周りも「仕方がない」と思うしかない。ただ、辞める前にもう少し周りに相談できなかったのかと、残念な気持ちが残る。

彼が出社しなくなってまだ二、三日だというのに、チームは何事もなかったかのように普段通り振る舞っている。それは頼もしくもあり、同時にどこか虚勢のようにも見える。組織にはミッションがあり、彼もその一端を任されていたはずだが、その消化のされ方が会社の期待とは違っていたのだろうと感じている。